「飛鳥」と「明日香」、どちらも同じ場所のことだと思っていませんか?
奈良観光のパンフレットでも、歴史の本でも、この2つの名前は当たり前のように並んで登場します。
でも実は、少し意味が違っているんです。
簡単に言うと…

飛鳥=古代の都の名前
明日香=現在の村の名前なんです!
「飛鳥」は古代の都の名前
「飛鳥」は、6〜7世紀ごろ日本の政治の中心だった地域を指す歴史的な名前です。
推古天皇の時代から天武・持統天皇の時代まで、この地域には宮殿が置かれ、日本の政治や文化の中心となりました。
その中心にあったのが、宮殿跡である飛鳥宮跡です。
周囲には、古代史を語るうえで重要な遺跡も数多く残っています。
巨大な石の墓として知られる石舞台古墳、白いピラミッドのような形で話題の牽牛子塚墳、極彩色の壁画で知られるキトラ古墳など、古代日本の歴史を伝える史跡が集まっています。
こうした遺跡群は現在、世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原」の構成資産の一部でもあります。
「明日香」は今の地名
一方、「明日香」は現在の行政地名です。
奈良県にある明日香村の正式な表記が「明日香」。
つまり、1300年以上前の都を指す歴史の言葉が「飛鳥」、現在の村の名前が「明日香」です。
読み方は同じでも、使われる場面が違うというわけです。
「飛鳥」の名前の由来
「飛鳥」という名前の語源ははっきり断定されていませんが、いくつかの説があります。
ひとつは、鳥が飛び交う谷あいの地形から「飛ぶ鳥の地」と呼ばれたという説。
もうひとつは、古い日本語の地形を表す言葉から生まれたという説です。
古語で「アス」は崩れやすい土地、「カ」は場所を意味するとされ、飛鳥地域の地形を表しているとも考えられています。
「飛ぶ鳥の明日香」の意味
奈良時代の歌集である万葉集には、「飛ぶ鳥の明日香」という表現が登場します。
ここでの「飛ぶ鳥の」は、明日香にかかる枕詞です。
枕詞とは、特定の言葉を引き立てるために添えられる決まった表現で、意味というより響きやイメージを美しくする役割があります。
つまり「飛ぶ鳥の明日香」は、当時の都として栄えた飛鳥の地を印象的に表現した言い回しなのです。
「明日香」の名前の由来
現在の地名である「明日香」は、もともとの読み「あすか」に漢字を当てた表記と考えられています。
「明日」や「香」という縁起のよい文字が使われていますが、これは意味よりも音に合わせた当て字とされています。
つまり、古代から「あすか」という地名があり、後から現在の漢字表記が定着したと考えられています。
明日香村には日本の原風景が残る
今の明日香村には、古墳や遺跡だけでなく、日本の農村の原風景ともいえる景色が広がっています。
田んぼや棚田の風景、地域で受け継がれてきた伝統行事など、昔ながらの暮らしが今も残る地域です。



私にとって、「子どもたちに伝えたい奈良」のがここ!
古代の歴史と、日本人の生活文化の両方を感じられる魅力あふれる場所が、明日香村です。
子連れママ目線のポイント
歴史がわからなくても楽しめる
飛鳥は「歴史のまち」と聞くと難しそうに感じますが、実際に行ってみると広い芝生や自然が多く、子どもと一緒でものびのび楽しめる場所がたくさんあります。



古墳の大きさに驚いたり、石の不思議を考えたり。
子どもの「なんで?」「すごい!」がたくさん生まれる場所!
広々と遊べる場所が多い
明日香村には芝生広場や自然公園があり、ピクニックやお散歩にぴったり。
歴史スポットと遊び場が近いので、「学ぶ」と「遊ぶ」を一緒に楽しめるのも魅力です。
親子で歴史の入り口に
大人でも難しく感じがちな古代史ですが、「大きい石!」「どうやって作ったの?」そんな子どもの素朴な疑問から、自然と歴史に興味が広がります。



子どもの疑問を一緒に調べてみると、面白いことに気付けることも!
飛鳥は、親子で歴史の入り口に立てる場所として、奈良の深い歴史に親しむきっかけにぴったりです。
特集一覧:親子でめぐる「飛鳥・藤原の宮都」
当サイト「奈良の子連れお出かけマガジンcanoco[カノコ]」では、2026年の世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」のエリアを、親子で楽しめる視点で紹介しています。
巨石の古墳や謎の石、昔の都があった場所、広い公園など、子どもと一緒に発見しながらめぐれるスポットがたくさんあります。



これまで当たり前だった風景が、世界遺産になる瞬間を迎えられるって感激…!
これを機に、親子でめぐって魅力を発見しよう♡
スポットやコラム、親子で楽しめるコースなどを紹介していきますので、親子で飛鳥をめぐるときの参考にしてみてください。







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